シンポジウム「淡々って何なん?」 (松山市立子規記念博物館)

子規記念博物館、2013.5.19、13:00-15:00。
近世文学研究者、福田安典氏(日本女子大学)主催の科研シンポジウム。内容は、江戸中期の伊予俳諧に大きな影響を与えた松木淡々と伊予俳壇に関するもの。
 
 講演:深沢了子氏「松木淡々と伊予俳壇」(聖心女子大学)
 
 シンポジウム:愛媛の俳書について
 ・福田安典氏「愛媛の俳書の保存について」
 ・近藤弘樹氏「四国中央市・暁雨館の活動」(四国中央市「暁雨館」資料館学芸員)
 ・福井咲久良氏「子規記念博物館所蔵・星加文庫について」(慶應大学大学院)
 ・コメンテーター、塩崎俊彦氏(高知大学)、青木亮人
 
 司会:松井忍氏(NPO法人庚申庵倶楽部)
  
 コメントは、各発表者の内容を踏まえつつ、江戸〜明治初期まで伊予俳諧の豊穣さを資料等で述べることで、正岡子規を生んだ背景としての伊予俳諧の層の厚さを指摘した。