『俳句の変革者たち 正岡子規から俳句甲子園まで』  (NHK出版)

 

『俳句の変革者たち』(NHK出版、2017.4.1)。
NHKカルチャーラジオ(第二放送)、2017年度4〜6月の「文学の世界」枠の俳句講座版。明治〜平成期の俳句史を全13回で放送、そのテキスト版。内容の大枠は下記の通り。
 
01-明治期1:正岡子規の俳句革新
02-明治期2:河東碧梧桐と高浜虚子の後継者争い、及び「写生」観の違い
03-大正期:虚子の俳壇復帰、「ホトトギス」に集った俳人、杉田久女の俳句、尾崎放哉の自由律
04-昭和初期1:「ホトトギス」四S時代
05-昭和初期2:水原秋桜子の「ホトトギス」脱退、新興俳句の勃興
06-昭和戦中期:戦時下の市井の俳人はいかに暮らしたか
07-戦後俳句全体の見取図
08-戦後直後:「酒」と無頼の時代、「鶴」の人々
09-1960年代後半:全共闘の熱気と俳句、摂津幸彦と坪内稔典
10-1970年代:「ディスカヴァー・ジャパン」と森澄雄の美しい俳句
11-1980年代:「野暮」から「洗練」に至る俳壇と「結社の時代」、そして俳句甲子園
12-俳句と「死」:鮎川信夫、石原吉郎、最果タヒの詩、斉藤斎藤の震災歌、そして大峯あきらと長谷川櫂の震災句
13-現在:1990年前後の「ニューウェイブ」の短歌と俳句、池田澄子、『新撰21』の人々など