「文学の世界 俳句の変革者たち」05  (NHKラジオ第2放送)

  
NHKラジオ第2放送、2017.5.4、20:30-21:00。再放送は5.11、AM10:00-10:30。
NHKカルチャーラジオ「文学の世界」シリーズ、「俳句の変革者たち 正岡子規から俳句甲子園まで」の第五回目放送。昭和初期俳壇の様相として、水原秋桜子の「ホトトギス」批判と新興俳句の勃興、かたや高浜虚子ら「ホトトギス」の句群のありようを、「秋桜子=言語に先立つ理念を信じた俳人」「虚子=理念を持たずに現実と言葉に遭遇する俳人」と腑分けしつつ、いくつかの句を紹介した。
 テキスト版と異なり、放送冒頭は現在俳句の例として「触れあはむとせり観覧車と虹と 青山茂根」「春来たり甍は鳩を吸い寄せぬ 四ッ谷龍」及び「ポテトチップの空き袋氷り泥の中 関悦史」を挙げた。