2013-01-01から1年間の記事一覧

十七音の風景 「われありと思ふ鵙啼き過ぐるたび 山口誓子」  (「ラジオ深夜便」)

*「ラジオ深夜便」159、2013.10.1、104-107p。 *山口誓子の俳句「われありと思ふ鵙啼き過ぐるたび」(昭和21年10月1日)に関する評論。鵙の鳴き声を聞いてなぜ「われあり」と感じたのかを、当時の誓子の状況を重ねつつ論じた。

あの頃、俳句は58 明治の俳諧22子規たちの素顔8 (俳誌「円虹」)

*「円虹」226号、2013.10.1、pp.12-13。 *正岡子規を中心とする子規派を明治俳諧として捉える連載評論連載評論。58回目は病床の子規の「美」を、中江兆民の『一年有半』と比較しつつ述べた。

几董『井華集』夏 輪講(14)  (研究会紀要「俳文学研究」60号)

■「俳文学研究」60号、2013.10.1、pp.5-8。永井一彰、松本節子、竹内千代子各氏、青木。青木担当はp。 ■京都俳文学研究会による几董『井華集』輪講録。春部の内、「死なでやみぬいたづらものよ暮の春」「園の戸に鎖おろす春の名残哉」「春暮ぬ酔中の詩に墨ぬ…

刻まれた句、漂う夢 俳誌の光芒7 逸話 (俳誌「円座」16号)

*「円座」16号、2013.10.1、pp.28-32。 *かつての俳誌をたどりつつ、近代俳句の諸相を述べる評論。今回は「俳句」昭和30年3月号の石田波郷、加藤楸邨、水原秋桜子の回顧談を参照しながら、波郷の人となりを示す逸話について綴った。 なお、本稿は改稿して…

その眼、俳人につき  (邑書林)

■邑書林、2013.09.30。 ■俳句評論集。明治〜平成の四代に渡る俳人群像の評論。 ■収録内容は下記の通り。 【総論】 十本の指、漂う手袋 ―小説の描写と俳句について― 【近代俳句】 その眼、「写生」につき ―近代俳句を一望する― うつろいの消滅 芭蕉、俳人の誇…

俳句と、周りの景色2 平成の廃墟 (俳誌「白茅」)

*「白茅」2号、2013.9.30、pp.21-23。 *俳句と諸ジャンルをめぐる連載。2回目は山口誓子や関悦史の句に触れつつ、「廃墟」のありようを綴った。

正岡子規の「写生」、そして松山  (坂の上の雲ミュージアム)

■坂の上の雲ミュージアム、14:00-15:30。 ■「松山」講座の第四回目を担当。正岡子規の「写生」について複数の視点から読み解いた上で、昭和期俳誌に詠まれた「松山」の姿を、無名俳人の作品を通じて考察した。

研究室からこんにちは  (南海放送)

■南海放送、2013.9.28、12:40-12:55。 ■愛媛大学の広報ラジオ番組「研究室からこんにちは」に出演。俳句研究に到る経緯や、俳句の魅力などを語った。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2013.9.23-2013.9.27、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。詳細は、寺山修司(9/23、月)、小林秀雄(9/24、火)、村上春樹(9/25-26、水-木)、「法…

富澤赤黄男  (愛媛新聞「四季録」)

■出典:「愛媛新聞」2013.9.23、「四季録」より。八幡浜の川之石出身、新興俳句の代表とされる富澤赤黄男に関する記事。

石田波郷とカメラ  (愛媛新聞「四季録」)

■出典:「愛媛新聞」2013.9.16、「四季録」より。松山出身の石田波郷のカメラ趣味についての記事。

愛と幻の俳句甲子園(2)その他のインタビューから  (サイト「週刊俳句」)

■第16回俳句甲子園の感想や、出場者インタビュー内容の一部をまとめたもの。第一回目で触れられなかった出場校へのインタビューから二校取り上げた。 本文はこちらから→http://bit.ly/18iXXYd

はるかな帰郷―田中裕明の詩情について―(5) (俳誌「静かな場所」11号)

■「静かな場所」11号、2013.9.15、pp.13-14。 ■田中裕明の「詩情」をめぐる連載評論。前号に引き続き荒川洋治『水駅』を参照した上で、裕明の「「言葉」で「伝統」に連なりたい」という一言が1970年代以降に顕著になったポスト・モダン的な「伝統」観であっ…

大竹伸朗  (愛媛新聞「四季録」)

■出典:「愛媛新聞」2013.9.10、「四季録」より。宇和島在住の美術家、大竹伸朗氏についての記事。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2013.9.9-2013.9.13、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。詳細は、秋の「酒」の句(9/9、月)、村上春樹の比喩(9/10、火)、蛇笏俳句の奇妙さ(9/11…

愛と幻の俳句甲子園(1)俳句と青春  (サイト「週刊俳句」)

■第16回俳句甲子園の感想や、出場者インタビュー内容の一部をまとめたもの。「愛媛新聞」2013.9.3掲載の文章に加筆・修正を加え、シリーズものの第1回目とした。 本文はこちらから→http://bit.ly/15IiUBG

俳句と青春 第16回俳句甲子園の感想  (「愛媛新聞」文化欄)

■出典:「愛媛新聞」2013.9.3文化欄。第16回俳句甲子園の地方選・本選を通じての感想、また出場者へのインタビューの一部をまとめたもの。 本文は「愛媛新聞ONLINE」にて公開。リンク先→ http://bit.ly/1a56lyD

あの頃、俳句は57 明治の俳諧21子規たちの素顔7 (俳誌「円虹」)

*「円虹」225号、2013.9.1、pp.12-13。 *正岡子規を中心とする子規派を明治俳諧として捉える連載評論連載評論。57回目は子規の独断の強さが周囲に摩擦を引き起こした側面のあったことを、内藤鳴雪を例に述べた。

関西俳句の今昔1 西東三鬼  (関西現代俳句協会)

*関西現代俳句協会、青年部HPの連載エッセイ。第一回は戦後直後の西東三鬼。 リンク先は→http://bit.ly/15pBewB

俳句甲子園全国大会・審査員

■俳句甲子園本選予選リーグ、Iブロック審査員(於大街道商店街)。2013.8.24、10:10-12:15。 ■俳句甲子園本選予選リーグのIブロックを担当。出場校は弘前学院聖愛・能代・仙台白百合学園。二回戦に進んだのは仙台白百合学園。

南予の蓬莱  (愛媛新聞「四季録」)

■出典:「愛媛新聞」2013.8.19、「四季録」より。愛媛県の南予の郷土料理のおいしさと獅子文六について述べたもの。画像は宇和島の郷土料理で、亀の手・ふくめん・刺身など。

大洲のアメリカ  (愛媛新聞「四季録」)

■出典:「愛媛新聞」2013.8.13、「四季録」より。愛媛県大洲市のポコペン横丁内、「思い出倉庫」内のVANコレクションと村上春樹について述べたもの。

今治空襲と俳句  (愛媛新聞「四季録」)

■出典:「愛媛新聞」2013.8.5、「四季録」より。愛媛県今治市の昭和20年8月5日の空襲と俳句について述べたもの。

あの頃、俳句は56 明治の俳諧20子規たちの素顔6 (俳誌「円虹」)

*「円虹」224号、2013.8.1、pp.12-13。 *正岡子規を中心とする子規派を明治俳諧として捉える連載評論連載評論。56回目は病床の子規の凄さを物語る逸話などを綴った。

うつろいの消滅 古典と近代俳句の季節感について (愛媛県高校教育研究会国語部会)

■松山東高校図書館、13:30-17:00。 ■愛媛県高校教育研究会国語部会夏季特別教材研究会の基調講演。最初に「うつろいの消滅」と題して古典と近代俳句の季節感の違いについての講演を行い、その後、高校教育と俳句についての座談会を行った。

刻まれた句、漂う夢 俳誌の光芒6 「風」と「現代俳句」、昭和二四年八月号(俳誌「円座」15)

*「円座」15号、2013.8.1、pp.27-31。 *かつての俳誌をたどりつつ、近代俳句の諸相を述べる評論。第6回は「風」「現代俳句」ともに昭和24年8月号に注目しながら、戦後俳句の位相を考察した。

労研饅頭と種田山頭火  (「愛媛新聞」四季録)

■出典:「愛媛新聞」2013.7.22、「四季録」より。労研饅頭と種田山頭火の関係について述べたもの。

俳人漱石と明治の蕪村調について  (松山坊っちゃん会)

■松山坊っちゃん会(於子規記念博物館1階会議室)、2013.7.21、13:30-15:30。 ■松山・熊本時代の漱石を俳人と捉えた場合、当時の彼にはどのような魅力や特徴があったかを、明治時代の資料に則しつつ述べた。

子規の写生句20句選  (「いろは」vol.3)

*「いろは」vol.3、2013.7.20、pp.34-41。 *正岡子規の「写生」に関する小論、及び彼の「写生」句から春夏秋冬各五句ずつ選び、解説を付した。

新居浜と山口誓子  (愛媛新聞「四季録」)

■出典:「愛媛新聞」2013.7.15、「四季録」より。山口誓子と愛媛県新居浜の関係について述べたもの。