2021-11-01から1日間の記事一覧

会話形式でわかる近代俳句史超入門68 俳句史の捉え方2(俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」287号、2021.11.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。68回目は俳句史をいかに捉えるかという話の続きで、「ホトトギス」の「写生」句や山口誓子、日野草城、中村草田男等を例にしつつ、俳句史以外の歴史ととも…

季節と追憶35 絵のような海 (俳誌「氷室」)

*「氷室」29-11、2021.11.1、pp.16-17。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。35回目は「絵のような海」。高浜虚子が船でヨーロッパ旅行に出かけた際の逸話や、日本に戻った時に故郷の瀬戸内海を船上から眺め、「戻り来て瀬戸の夏海…

逸話のさざめき、句の面影23 石田波郷 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」304、2021.11.1、pp.144-147。 *物故俳人の評伝エッセイ。23回目は石田波郷。松山時代の逸話を紹介しつつ、彼の母思いの一因を探りつつ、母が亡くなった時の追悼句に込めた「庶民の哀歓」の風情などを綴った。

ものがたりのある俳句 高浜虚子  (総合誌「俳壇」)

*「俳壇」38-12、2021.11.1、口絵、142p。 *一句に潜む物語性を読み解くシリーズ。高浜虚子の「大空の深きに落葉舞ひ上る」を下に綴った。