句の手触り、俳人の響き63 品川鈴子と「ぐろっけ」16 (総合誌「俳句四季」)

「俳句四季」42-1、2025.1.20、pp.23-24。
現存俳人の評伝エッセイ。第63回目も前回に続いて品川鈴子と「ぐろっけ」等についての逸話を紹介した。具体的には、晩年の品川鈴子氏は体力が衰えるにつれ、それまで出来ていたことが出来なくなったこともあり、主宰である自身と「ぐろっけ」会員の温度差を看過できなくなった。自分がこれだけ俳句に情熱を持って取り組んでいるのに、なぜ会員はそうではないのか……と苛立ちを覚えるようになったことなどを書き綴ることで、結社の主宰と会員では意識差が大きい場合が多いことの一例を示した。