近代俳句の同時代評  (研究会紀要「俳文学研究」57号)

 
研究会紀要「俳文学研究」57号、2012.3.1、p.3。
近代俳句の読解や注釈は多いが、作品が詠まれた当時の状況や言葉のあり方などを、資料の読みこみから復元しようとする読解は多くない。作品が発表された同時代資料には読解のヒントが豊富にちりばめられていることを、「島原角屋餅搗 京の四季舞うて餅搗はじまりぬ」(「ホトトギス昭和12年3月号)という句を例に考察した。