「月並」の季重なり――明治俳句の類型から (「アート・リサーチ」)

 
「アート・リサーチ」9号、2009.3.25、pp.17-27。
現代俳句は「一俳句=一季語」を前提とし、またその源流は明治期の正岡子規にある、とされる。しかし、明治期には一句に複数の季語を詠む「季重なり」が多々存在しており、それは子規達の作品にも多く見られた。理由は、子規達や同時代の俳諧宗匠達には和歌以来の季節感に対する感覚や類型が濃厚であったためと推定される。ここから、明治期には現在と異なる季節感が存在したこと、また「一句=一季語」は近代以降の季節感と推定されることを考察した。
 
全文が立命館アート・リサーチセンターのサイトで公開されています。
 
http://www.arc.ritsumei.ac.jp/oldarc/kiyou/ar_vol_9.html
    
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