2022-09-01から1日間の記事一覧

会話形式でわかる近代俳句史超入門78 近代俳句の捉え方7(俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」298号、2022.9.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。78回目も近現代俳句の特徴を改めて捉え直すために、連歌や俳諧について語った。その際、連歌の面白さを知ったのは光田和伸先生(連歌・俳諧研究者)の名講…

夜闇の蛍と雪の深さ、そして万緑の手触り 国語教育現場における俳句読解の傾向について  (学術誌「昭和文学研究」)

*「昭和文学研究」85集、2022.9.1、pp.108-131。 *国語教育現場における俳句読解や創作の授業は、授業実践や展開、教授法や指導要領との関連性如何にかかわらず、いずれも一行詩に近い読解が行われる傾向にあり、有季定型という特徴を有する俳句作品の読解…

「いのちのおばけ」の闇と悲願  (俳誌「杉」)

*「杉」53-5、2022.9.1、pp.44-47 。 *森澄雄の俳句のありようを、保田与重郎の文学観を参考に論じた。「杉」は森澄雄が創刊し、現在は子息の森潮氏が主宰を務める。

季節と追憶45 住友家長、泉幸吉の銅山歌 (俳誌「氷室」)

*「氷室」30-9、2022.9.1、pp.20-21。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。45回目は「住友家長、泉幸吉の銅山歌 」。住友家第16代家長、住友吉左衛門友成公が別子銅山閉山に際して詠んだ短歌群を味読した。

逸話のさざめき、句の面影31 虚子の祖父母 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」314、2022.9.1、pp.122-125 。 *物故俳人の評伝エッセイ。31回目は高浜虚子の母方の祖父母について。虚子は母方の祖父母、山川市蔵夫妻が没した地や詳細が分からないために長年気にかけていたが、愛媛県西条市の秋都庵にあることが判明し、すぐ…