2015-10-01から1日間の記事一覧

俳句時評「俳句遺産22 曾根毅『花修』 詩情と俳句」  (「現代詩手帖」)

■「現代詩手帖」2015.10.1、21p。 ■曾根毅(1974-)の第一句集『花修』の紹介。戦前の新興俳句や戦後の前衛俳句等の系譜を受け継ぐ作家であることと、それのみではない作品があることなどを紹介した。下記は引用句群。 この国や鬱のかたちの耳飾り 悪霊と皿…

会話形式でわかる近代俳句史超入門16高浜虚子12 (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」215、2015.10.1、pp.36-37。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。16回目は高浜虚子の凄さを、「ホトトギス」雑詠欄の選句を通じて語り合った。

刻まれた句、漂う夢 俳誌の光芒18 「俳句研究」昭和52年3月号  (俳誌「円座」28号)

■「円座」28号、2015.10.1、pp.32-36。 ■波多野爽波や竹中宏の「写生」観と後藤夜半の「偶然の必然」には通底するものがあるとした上で、「俳句研究」昭和52年3月号の後藤夜半追悼特集で「偶然の必然」を論じた清崎敏郎よりも、たまたま同号に句群を発表した…