2003-07-09から1日間の記事一覧

高浜 虚子: 打水にしばらく藤の雫かな

打 水 に し ば ら く 藤 の 雫 か な 虚 子 情景の設定、焦点の絞り方、それらを生かすには何を省けばよいか、全て整っている。特に「しばらく」にこめられた時の推移が絶妙だ。この時の虚子は27歳、しかしすでに子規派の重鎮として名を馳せていた。 虚子が…