刻まれた句、漂う夢 戦後俳句史4 「クリスタルな「私」」  (俳誌「円座」44号)

「円座」44号、2018.6.1、pp.40-45。
戦後俳句史の第四回目。1980年代の辻桃子の感性を輪郭付ける作業として、村上龍サザンオールスターズを礼賛したエッセイや田中康夫『なんとなく、クリスタル』を参照しつつ、俳句界に戻り、辻桃子の「私」を際立たせる補助線に、句集『檸檬の街で』が異例のヒットになった松本恭子のエッセイを参照した。