昭和の島原、太夫道中のひととき ―高浜虚子「島原の太夫の道中」記事紹介―  (「角屋研究」21)

  
「角屋研究」21号、2012.5.31、pp.1-15。
高浜虚子が昭和三年四月に京都島原の太夫道中を見学し、その様子をまとめた「島原の太夫の道中」(「ホトトギス」昭和三年八月号)の全文を紹介。その際、長田幹彦「祗園」所収の角屋に関する描写などを引き合いにしつつ、また往時の太夫道中の流れやしきたり(吉原の花魁との差異など)、太夫道中の作法や服装等も解説した。