その眼、「写生」につき 子規、放哉、三鬼らを貫くもの (月刊誌「ユリイカ」)

ユリイカ2011年10月号 特集=現代俳句の新しい波

ユリイカ2011年10月号 特集=現代俳句の新しい波

  
「ユリイカ」43-11号、2011.10.1、pp.142-150。
正岡子規が樹立させた近代俳句の特徴を「瞬間・まなざし・ただごと」とし、これらが高浜虚子、尾崎放哉、山口誓子、西東三鬼などの俳句に通底するものであることを論じた。
 狙いとしては、一見派を異にする彼らの作品を束ねることで、江戸期と異質の認識で成立した近代俳句の特徴を浮き彫りにする、というもの。