句の手触り、俳人の響き53 品川鈴子と「ぐろっけ」6 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」41-3、2024.2.20、pp.48-49。 *現存俳人の評伝エッセイ。第53回目も前回に続いて品川鈴子と「ぐろっけ」について。「万緑」「ぐろっけ」会員だった木村美猫氏からうかがった品川鈴子氏と山口誓子についての逸話とその意味を綴った。

時のうつろい、句の響き33 角坂山のタイヤル族 (俳誌「子規新報」)

*「子規新報」2-99、2024.2.5、16p。 *愛媛ゆかりの俳句や文化を綴るエッセイ。連載33回目は「蕃族」と称された台湾原住民族の生活風俗を綴った俳人の随筆や俳句を紹介した。

近現代俳句の名作を鑑賞する11 新興俳句1 (愛媛新聞社カルチャー講座)

*愛媛新聞社別館503教室、2024.2.3、14:00-15:30。 *近現代俳句の名句を鑑賞する講座。11回目は、昭和戦前期の新興俳句を扱い、高屋窓秋や篠原鳳作、西東三鬼等の句を鑑賞した。

鴬、椿、白魚、蓬 (「ボストン日本人会会報」)

*「ボストン日本人会会報」176、2024.2.1、pp.14-15。 *アメリカのボストン日本人会の会報寄稿。早春から仲春にかけての情趣として鴬餅や椿餅、白魚漁や蓬餅などを取り上げ、その風情を俳句や随筆等を紹介しながら綴った。

季節と追憶61 藤田湘子の虚子観 (俳誌「氷室」)

*「氷室」32-2、2024.2.1、pp.20-21。 *戦後俳句史。61回目も藤田湘子の俳句観を辿った。彼が1970年代に高浜虚子の句群に惹かれた際、どのような点に着目したのかといったことを論じた。

現代俳句史(6)七〇年代の「軽み」  (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」315号、2024.2.1、pp.16-17。 *戦後以降の俳句史についての評論。1970年代の俳句界の状況を綴った。

通説や先入観をいかに揺るがすか (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」331、2024.2.1、pp.40-43 。 *特集「俳句評論ノススメ」の寄稿。評論を成立させるのは何より論者の認識であり、それを問い直し、刷新するためにも一次資料に丹念にあたることが評論の強みにつながることなどを論じた。

逸話のさざめき、句の面影47 藤木清子 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」331、2024.2.1、pp.144-147 。 *物故俳人の評伝エッセイ。47回目は藤木清子。新興俳句に身を投じた女性俳人の清子が、日中戦争下に寡婦として生きた末に俳句から離れたことなどを綴った。

俳句講座08 俳句と笑い 「写生」その他の作品を例に (愛媛県文化振興財団)

*愛媛県文化振興財団のオンライン講座、2024.1.30、13:30-15:00。 *Zoomによる文化講座。第8回は俳句ジャンルが「笑い」をいかに詠み、なぜ「笑い」を好むのか等を作品鑑賞とともに語った。

愛媛俳句、文化講座08 山口誓子の俳句と銅山、四阪島の生活 (愛媛文化振興財団)

*愛媛県県民文化会館3F、2024.1.24、13:30-15:00。 *文化講座「愛媛俳句・文化講座」第8回目。山口誓子の句群を、別子銅山や四阪島の生活を踏まえながら味読した。

句の手触り、俳人の響き52 品川鈴子と「ぐろっけ」5 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」41-2、2024.1.20、pp.24-25。 *現存俳人の評伝エッセイ。第52回目も前回に続いて品川鈴子と「ぐろっけ」について。「万緑」「ぐろっけ」会員だった木村美猫氏が品川鈴子氏と知り合うようになったきっかけや、木村氏が印象的に覚えている品川…

タイムトラベル俳句の歴史21 「俳諧」の発見と前衛の末裔  (「NHK俳句」)

*「NHK俳句」347、2月号、2024.1.20、pp.40-43。 *室町連歌から現代俳句までを通観する「タイムトラベル 俳句の歴史」。第21回目は1970年代の俳句界を象徴する存在として、森澄雄とともに摂津幸彦、坪内稔典等の俳句観や作品を論じた。

詩歌散策 俳句 高畠亀太郎  (「文化愛媛」)

*「文化愛媛」87、2023.1.17、19p。 *愛媛ゆかりの俳句を綴るエッセイ。四回目は、高畠亀太郎が弟の高畠華宵没後に詠んだ句を紹介した。

近現代俳句の名作を鑑賞する10 「ホトトギス」の才人たち4 (愛媛新聞社カルチャー講座)

*愛媛新聞社別館503教室、2024.1.6、14:00-15:30。 *近現代俳句の名句を鑑賞する講座。9回目は、「ホトトギス」雑詠欄で活躍した四Sや中村草田男、川端茅舎、松本たかしの作品を味読した。

クイズあなたは小学5年生より賢いの?  (日本テレビ)

*日本テレビ、2024.1.5、19:00-19:56。 *「クイズあなたは小学5年生より賢いの?」で紹介された小林一茶の俳句についての解説監修、取材協力。

現代俳句史(5)「自己批判」から「楽しさ」へ  (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」314号、2024.1.1、pp.16-17。 *戦後以降の俳句史についての評論。俳句がいつから「楽しさ」を前面に押し出すようになったのか、その代表的な俳人や発言を紹介した。

季節と追憶60 藤田湘子の俳句観 (俳誌「氷室」)

*「氷室」32-1、2024.1.1、pp.34-35。 *戦後俳句史。60回目は「馬酔木」出身の藤田湘子の俳句観を辿りつつ、1970年に発表した「私詩からの脱出」の意義等を論じた。

逸話のさざめき、句の面影46 大橋裸木 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」330、2024.1.1、pp.156-159 。 *物故俳人の評伝エッセイ。46回目は大橋裸木。「陽へ病む」等の自由律俳句を詠んだ裸木の人生を綴った。

俳句講座07 短い詩の中でモノを詠もうとする俳句について  (愛媛県文化振興財団)

*愛媛県文化振興財団のオンライン講座、2023.12.27、13:30-15:00。 *Zoomによる文化講座。第7回は有季定型でモノを詠もうとした作品の特徴を、「ホトトギス」の「写生」句を味読しながら考察した。

岩城島ゆかりの近代短歌を鑑賞する ―三浦敏夫や若山牧水、吉井勇を中心に―

*上島町岩城総合支所2階大ホール、2023.12.23、14:00-15:40。 *上島町教育委員会主催の令和5年度文化財講座。岩城島の大庄屋だった三浦家の18代当主、三浦敏夫が短歌趣味を通じて若山牧水や吉井勇、また喜志子未亡人と交流し、その思い出の場が三浦家の離…

句の手触り、俳人の響き51 品川鈴子と「ぐろっけ」4 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」41-1、2023.12.20、pp.22-23。 *現存俳人の評伝エッセイ。第51回目も前回に続いて品川鈴子と「ぐろっけ」について。「ぐろっけ」会員だった松井洋子氏、村上恵子氏がどのような契機で入会したかを綴った。

タイムトラベル俳句の歴史20 高度経済成長期の俳人たち  (「NHK俳句」)

*「NHK俳句」346、1月号、2023.12.20、pp.38-41。 *室町連歌から現代俳句までを通観する「タイムトラベル 俳句の歴史」。第20回目は戦後の現代俳句協会と俳人協会の分裂に触れながら、高度経済成長期を象徴する俳人として鷹羽狩行と藤田湘子を論じた。

2023年の収穫  (「週刊読書人」)

*「週刊読書人」3519号、2022.12.15、3面。 *各人が2022年秋~2023年冬頃の刊行書籍から三冊を選ぶ特集記事。山口昭男句集『礫』、池田澄子句集『月と書く』、小澤實句集『澤』の三冊を挙げた。

趣味と写真と、ときどき俳句と46 大学の猫と留学生  (サイト「セクト・ポクリット」)

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2023.12.13。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。第46回目は大学構内でよく見かけた猫と、その猫をかわいがっていた留学生について綴った。 sectpoclit.com

愛媛俳句、文化講座07 宇和島在住の芸術家、大竹伸朗について (愛媛文化振興財団)

*愛媛県県民文化会館3F、2023.12.13、13:30-15:00。 *文化講座「愛媛俳句・文化講座」第7回目。東京生まれ、宇和島在住の大竹伸朗氏の作品や経歴、そして覗き岩遊園地について語った。

時のうつろい、句の響き32 大日本製糖の斗六線 (俳誌「子規新報」)

*「子規新報」2-98、2023.12.10、16p。 *愛媛ゆかりの俳句や文化を綴るエッセイ。連載32回目は大日本製糖会社経営の斗六線や、俳誌「ゆうかり」の俳人や俳句についてまとめた。

俳壇動向 俳文学界の一年  (「俳句年鑑2024年版」)

*「俳句」別冊「俳句年鑑2024年版」、角川書店、2023.12.8、pp.274-279。 *俳文学界の2022年秋~2023年秋の動向。「志を宿した研究成果」と題し、深沢真二氏『芭蕉の遊び』、大関博美氏『極限状況を刻む俳句』、川名大氏『昭和俳句史』等を紹介した。

第13回百年俳句賞授賞式  (マルコボ.コム)

*Zoomによるオンライン、2023.12.3、15:00-16:30。 *マルコボ.コムによる第13回百年俳句賞の最優秀賞受賞発表と各優秀賞・入賞俳人の授賞式。予選選考委員として参加した。

日本文化の「うつろひ」と桜のはかなさについて 詩歌や日本画、アニメ等のポップカルチャーを例に

*オンライン講座、2023.12.2、20:00-22:30。 *ドイツのデュッセルドルフ在住のフックス真理子氏によるカルチャー・カフェ。日本文化における「うつろひ」の感性を、古典の詩歌や俳句、日本画、アニメ等で描かれた桜のありようを通じて論じた。なお、僅かで…

近現代俳句の名作を鑑賞する09 「ホトトギス」の才人たち3 (愛媛新聞社カルチャー講座)

*愛媛新聞社別館503教室、2023.12.2、14:00-15:30。 *近現代俳句の名句を鑑賞する講座。9回目は、「ホトトギス」雑詠欄で活躍した中村汀女、星野立子の作品を味読した。