2015-10-31から1日間の記事一覧

俳句と、周りの景色10 この世の笑い  (俳誌「白茅」10号)

■「白茅」秋号、2015.10.31、pp.16-18。 ■天久聖一編『書き出し小説』のシュールな一行小説を引き合いにしつつ、島津亮や阿部完市、また永田耕衣の前衛俳句に漂うのはこの世の理不尽さに対する「笑い」の感覚であった、といったことを述べた。

批評家たちの「写生」(十五) 小林秀雄(その七)   (俳誌「翔臨」84号)

*「翔臨」84号、2015.10.31、pp.24-25。 *文芸批評家の論から「写生」を捉え直す連載評論。小林秀雄『近代絵画』のドガ論を参照しつつ、高浜虚子と高野素十の「写生」句の強靱さを述べた。