2003-08-20から1日間の記事一覧

攝津 幸彦: 南国に死して御恩のみなみかぜ  他

皇国且つ柱時計に真昼来ぬ 幾千代も散るは美し明日は三越 皇国花火の夜も英霊前をむき 春霞軍神といふ桧かな 南国に死して御恩のみなみかぜ 霧去りて万歳の手の不明かな 攝津幸彦による戦後俳句史の金字塔。彼はまだ二十代だった。 ------------------------…