季節と追憶38 別子銅山の東平小学校 (俳誌「氷室」)

*「氷室」30-2、2022.2.1、pp.22-23。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。38回目は「 別子銅山の東平小学校」。愛媛県新居浜市の別子銅山東平地域にかつてあった東平小学校について綴り、最後に東平周辺の長屋跡を詠んだ句を紹介…

逸話のさざめき、句の面影26 前田普羅 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」307、2022.2.1、pp.118-121 。 *物故俳人の評伝エッセイ。26回目は前田普羅。「乗鞍のかなた春星かぎりなし」を詠んだ普羅の人生を振り返りつつ、家庭を顧みなかった彼が晩年に義理の娘に語ったのは、幸せの「青い鳥」は身近な家庭生活にあった…

別子銅山のストーブと山口青邨 (俳誌「円座」)

*「円座」66,2022.2.1、pp.44-45。 *愛媛県新居浜市の別子銅山を訪れた山口青邨が、東平の接待館に宿泊した際に知ったストーブに関心を抱き、それを東京の自宅に据えるまでの経緯等を綴った。

会話形式でわかる近代俳句史超入門71 加藤楸邨3(俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」290号、2022.2.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。71回目は加藤楸邨の俳句作品について語り合った。

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と22 鍛冶屋とセイウチ

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2022.1.31。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。22回目は幼少時からよく聴いていたヘンデル「調子の良い鍛冶屋」とビートルズの「I am the walrus」について綴った。∴ 子どもの頃から折に触れて聴いている曲があ…

小津安二郎「東京物語」の撮影法  (ドイツ、日本語で話す会)

*オンライン講座、2022.1.30、21:00-22:50。 *ドイツの日本語愛好者による「日本語で話す会」での講演。小津安二郎の映画「東京物語」を中心にしながら、小津映画や日本文化の特徴を語った。

時のうつろい、句の響き22 東平の接待館 (俳誌「子規新報」)

*「子規新報」2-88、2022.1.25、16p。 *愛媛ゆかりの俳句や文化を綴るエッセイ。連載22回目は新居浜の別子銅山にある東平地域にあった接待館について、俳人の富安風生や山口誓子のエッセイや句とともに綴った。

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と21 中国大連の猫

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2022.1.24。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。21回目は中国の大連市に行った時に出会った白猫の様子について綴った。 ∴ 大連の猫は眼が青かった。 中国の遼寧師範大学に行った時、早朝に大学周辺を散策してい…

句の手触り、俳人の響き30 鶴岡加苗1 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」39-2、2022.1.20、pp. 34-35。 *現存俳人の評伝エッセイ。第30回目は鶴岡加苗氏(結社「狩」~「香雨」所属)の第1回目として、氏の生い立ちや俳句を始めるきっかけなどを綴った。

戦後の旧別子銅山―山口誓子の俳句、別子伝説など  (愛媛文化振興財団)

*愛媛県県民文化会館本館3階、第5・7会議室、2022.1.19、13:30-15:00。 *文化講座「愛媛俳句・文学講座」第7回目。別子銅山の旧別子方面を詠んだ山口誓子の「別子銅山」連作を味読しつつ、当時の銅山生活や文化における特殊な語彙や生活環境等を写真その他…

詩歌散策 俳句 水原秋桜子  (「文化愛媛」)

*「文化愛媛」85、2022.1.17、19p。 *愛媛ゆかりの俳句を綴るエッセイ。三回目は、大三島の大山祇神社や宝物館を訪れた水原秋桜子の「紫陽花や鎧の袖は裾濃にて」を味読した。

第1回新春評論講座 「読む」「書く」楽しさ 俳句評論が面白い (俳人協会動画)

*俳人協会、2022.1.5、Youtube動画。 *俳人協会による動画配信企画。「第1回新春評論講座」として、俳人の高柳克弘氏と対談。「「読む」「書く」楽しさ ~ 俳句評論が面白い」と題し、俳句評論について語り合った。 www.youtube.com

俳句史講座8 「ディスカバー・ジャパン」の70年代と森澄雄及び「俳句」の世界観 (愛媛文化振興財団)

*オンライン講座、2022.1.7、13:30-14:50。 *Zoomによる文化講座。八回目は1970年代の俳句の一端として、森澄雄の俳句や角川「俳句」とともに国鉄の「ディスカバー・ジャパン」を参照しつつ、60年代までの戦後俳句との違いを語った。

第8回俳人協会新鋭評論賞選考会結果 (「俳句文学館」)

*俳人協会機関誌「俳句文学館」608号、2022.1.5、6面。 *第8回新鋭評論賞の選考委員を務め、選考結果についての感想。池田瑠那氏の受賞作「虫愛ずるひと、犀星」や応募作全体への感想を寄せた。

霧に隠れる久万の遍路道、護国神社―種田山頭火について  (愛媛文化振興財団)

*愛媛県県民文化会館本館3階、第5・7会議室、2022.1.5、13:30-15:00。 *文化講座「愛媛俳句・文学講座」第6回目。種田山頭火の経歴や作品を見ながら、彼の遍路日記や一草庵での日々を見ながら、当時の久万の町、大宝寺、護国神社や練兵場、また大街道の賑…