ことばの花束  (エフエムいたみ)

*エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2022.1.4-7、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 *ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな俳句を紹介。各曜日の紹介句は下記の通り。・1/4(火):「三椀の雑煮かゆるや長者ぶり 与謝蕪村」 ・1/5,6(水,木)…

季節と追憶37 別子と平家の面影 (俳誌「氷室」)

*「氷室」30-1、2022.1.1、pp.36-37。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。37回目は「 別子と平家の面影」。愛媛県新居浜市の別子銅山東平地域を訪れた富安風生、山口青邨らの随筆や句を味読しながら、近隣の集落では平家の落人伝…

会話形式でわかる近代俳句史超入門70 加藤楸邨2(俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」289号、2022.1.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。70回目は加藤楸邨の後半生の経歴について語り合った。

逸話のさざめき、句の面影25 加藤楸邨 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」306、2022.1.1、pp.144-147 。 *物故俳人の評伝エッセイ。25回目は加藤楸邨。「寒雷」の弟子たちが「楸邨の暴走」と愛した楸邨の性質を軸に、彼の人生や句のありようを綴った。

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と20 ミュンヘンの冬と初夏

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2021.12.31。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。20回目は12月のクリスマスの時期にドイツのミュンヘンを訪れた際のことを、トーマス・マンの小説に触れつつ綴った。 ∴ ドイツは今年もクリスマスのマルクト等が…

ことばの花束  (エフエムいたみ)

*エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2021.12.27-28、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 *ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな俳句を紹介。各曜日の紹介句は下記の通り。・12/27(月):「師走校了カレーライスを注文す 斎藤夏風」「見送りし…

「只言」と「写生」の間 三森幹雄の俳諧観から正岡子規派の句を見る  (「子規博だより」)

*子規記念博物館発行「子規博だより」40-2、2021.12.25、pp.11-14。 *2021年8月に子規記念博物館開催の展覧会に合わせた記念講演が中止になったため、講演予定だった内容の活字化。明治期に大きな勢力を有した俳諧宗匠、三森幹雄の俳諧観から正岡子規及び…

余戸駅の栴檀の木 石田波郷の俳句、宮尾登美子の小説 (愛媛文化振興財団)

*愛媛県県民文化会館本館3階、第5・7会議室、2020.12.22、13:30-15:00。 *文化講座「愛媛俳句・文学講座」第5回目。松山の西垣生出身の俳人、石田波郷の松山時代や母についての文章、句などを紹介しつつ、波郷の師である水原秋桜子が波郷の郷里を訪れた時…

句の手触り、俳人の響き29 関悦史5 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」39-1、2022.12.20、pp.40 -41 。 *現存俳人の評伝エッセイ。第29回目は関悦史氏の5回目。氏の育て親ともいうべき祖母が脳梗塞で要介護の状態となり、東京にいた関氏が茨城の実家に戻り、介護に携わり、祖母を看取るまでの時期を中心に綴った。

俳句の特徴、魅力  (ピッツバーグ日本語補習校)

*ピッツバーグ日本語補習校、2021.12.20、8:00-9:00。 *アメリカのピッツバーグ日本語補習校での講演。補習校に通う小学生から中学生の俳句作品を例にしながら、日本語俳句の特徴や魅力を補習校の生徒や保護者の方、先生等に向けて語った。

俳句をどのように詠めばよいか  (「デュッセルドルフ日本人会報」)

*「デュッセルドルフ日本人会報」169号、2021.12.15、8p 。 *ドイツのデュッセルドルフ日本人会の会報に寄稿。俳句は季語と五七五で成り立つ詩だが、そもそも「俳句」をいかに見なし、どのように詠めばよい詩なのかといったことを綴った。

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と19 子猫たちのいる場所

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2021.12.15。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。19回目は散歩の途中によく立ち寄った公園の子猫たちについて綴った。 ∴ 同じ地域を散歩していると色々な変化に気づくことがある。道路脇の木がいつの間にか伐採…

2021年の収穫  (「週刊読書人」)

*「週刊読書人」3419号、2021.12.10、2面。 *各人が2020年秋~2021年冬頃の刊行書籍から三冊を選ぶ特集記事。鴇田智哉句集『エレメンツ』、佐藤文香『菊は雪』、堀田季何『人類の午後』の三冊を挙げた。

岩城島と短歌 若山牧水、吉井勇が訪れた三浦家など (愛媛文化振興財団)

*愛媛県県民文化会館本館3階、第5・7会議室、2020.12.8、13:30-15:00。 *文化講座「愛媛俳句・文学講座」第4回目。瀬戸内海の岩城島の大庄屋だった三浦家の当主、三浦敏夫は短歌を趣味とし、歌人の若山牧水と昵懇だった。牧水は大正初期に三浦家を訪れ、数…

俳壇動向 俳文学界の一年  (「俳句年鑑2022年版」)

*「俳句」別冊「俳句年鑑2022年版」、角川書店、2021.12.7、pp.260-265。 *俳文学界の2020年秋~2021年秋の動向。収穫として、金田房子・玉城司氏編『鳳朗と一茶、その時代 近世後期俳諧と地域文化』や川名大氏『戦争と俳句』等を紹介した。