2011-12-01から1日間の記事一覧

あの頃、俳句は36 一年を振り返って (俳誌「円虹」)

*「円虹」204号、2011.12.1、pp.10-11。 *往時の俳句雑誌を繙く連載評論。36回目は2011年で取りあげた各月号の句を振り返りつつ、俳句ジャンルのありようを綴った。

高野素十『初鴉』の凄さ  (俳誌「秋草」)

■俳誌「秋草」(山口昭男主宰)2-12、2011.12.1、pp.6-7。 ■一般的には、高野素十の「写生」句は地味で、無味乾燥の作品と捉えられがちだが、実際は川端茅舎や中村草田男などに畏怖を与えた作者であったことを指摘しつつ、その作品の凄さと奇妙さとを句集『…