いつでもそこに、俳句があった 郷愁の昭和俳句30 ミシン (総合俳誌「俳壇」)

「俳壇」37-6、2020.6.1、pp.208-211。
有名無名の俳人の句群を通じ、昭和の世相を回想する連載。30回目は「ミシン」。戦後、高価なミシンが爆発的に普及したのは女性の自活や内職の貴重な手段として求められたこと、また既製服の品質が良くなかったために手製の服が喜ばれたこと等を挙げ、また映画『名もなく貧しく美しく』の場面等も参照しつつ、それらの世相を反映した無名俳句を紹介した。