2021-06-01から1日間の記事一覧

笛と空、湯豆腐のうすあかり 図らずも滲み出た自画像句  (総合誌「俳壇」)

*「俳壇」38-6、2021.6.1、pp. 46-49。 *特集「自画像としての俳句」巻頭総論。明確に意識した自画像としての句よりも、図らずも作者の佇まいが滲み出た句の例として、西東三鬼や杉田久女、松本たかし、久保田万太郎の句などを取り上げつつ、作品から浮か…

逸話のさざめき、句の面影18 戦後の人々 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」299、2021.6.1、pp.168-171。 *物故俳人の評伝エッセイ。18回目は市井俳人の句とともに、昭和戦後生活の急激な変化や郷愁について綴った。

三重文化の芭蕉、伊勢神宮が象徴する日本文化の特徴について  (三重大学)

*三重大学、2021.6.1、16:20-17:50。 *三重大学、正路真一先生の留学生対象授業枠での特別授業。三重県の伝統文化の中でも伊賀上野出身の松尾芭蕉、また伊勢神宮に注目しながら、俳句と神社、またアニメやマンガにも通底する日本文化の感性を主に中国から…

会話形式でわかる近代俳句史超入門63 石田波郷2(俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」282号、2021.6.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。今回は石田波郷の俳句作品の特徴について語り合った。

季節と追憶30 梅雨の師弟の碑 (俳誌「氷室」)

*「氷室」29-6、2021.6.1、pp.16-17。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。30回目は「梅雨の師弟の碑」。水原秋桜子が二度愛媛を訪れた際、石田波郷、五十崎古郷それぞれの郷里を訪れ、墓参や縁者に会った話を綴った。