2021-04-01から1日間の記事一覧

霧と饅頭 大宝寺  (月刊「へんろ」)

*「へんろ」445号、2021.4.1、4p。 *愛媛の札所、大宝寺に立ち寄った種田山頭火、高群逸枝の文章を参照しつつ、霧深い大宝寺や久万近辺の風情を、大宝寺参道の「すごうさん」の饅頭にも触れながら綴った。

会話形式でわかる近代俳句史超入門61 新興俳句(俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」280号、2021.4.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。今回は新興俳句全体の流れについて語り合った。

季節と追憶28 離れの二階と夕桜 (俳誌「氷室」)

*「氷室」29-4、2021.4.1、pp.16-17。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。28回目は「離れの二階と夕桜」。松山城下の玉川町の屋敷に住んだ高浜虚子、今井つる女が過ごした離れの二階の風情や、その城下の士族屋敷の風情を愛した中…

認識を更新する営為 小林秀雄『近代絵画』を例に  (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」297、2021.4.1、pp.58-59。 *特集「俳句評論って難しい?」の寄稿。評論のありようを示す例として小林秀雄『近代絵画』のセザンヌのくだりを紹介しつつ、それが「写生」の見事な評論として読みうることなどを示した。

逸話のさざめき、句の面影16 山口誓子 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」297、2021.4.1、pp.166-169。 *物故俳人の評伝エッセイ。16回目は山口誓子。蜥蜴や飛行機を克明に描く彼のまなざしには生い立ちから漂っていた孤影が色濃く、また「堪忍」を自身の特技と意識していたその生きざまを綴った。