「漱石の記憶」書評 (愛媛新聞)

*「愛媛新聞」2019.3.3、14面。 *熊日出版「漱石の記憶」の書評。以下は紙面。

季節と追憶03 風、薄氷 (俳誌「氷室」)

*「氷室」27-3、2019.3.1、pp.16-17。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。3回目は「風、薄氷」。国木田独歩の「忘れえぬ人々」、永井荷風の「雨蕭蕭」を参照しながら三月の季節感をスケッチしつつ、宇佐美魚目ので締め括った。

会話形式でわかる近代俳句史超入門36他の自由律俳人 (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」256号、2019.3.1、pp.24-25。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。尾崎放哉や種田山頭火以外の主な自由律俳人として、大橋裸木や栗林一石路、橋本夢道について語り合った。

俳句の「読み」を鍛えるには  (総合俳誌「俳句界」)

*「俳句界」272、2019.3.1、pp.54-57。 *特集「「読み」の重さ・深さ」の冒頭論考。俳句の「読み」を鍛えるには、語学学習のように句解の名人の鑑賞を複数読み続け、そもそも何が「俳句」なのかを自問自答し続ける営為であることなどを述べた。

いつでもそこに、俳句があった 郷愁の昭和俳句15 ポマード (総合俳誌「俳壇」)

*「俳壇」36-3、2018.3.1、pp.206-209。 *有名無名の俳人の句群を通じ、昭和の世相を回想する連載。15回目は「ポマード」。

花谷清論 ―虚子的、青玄的な違いを通じて―  (「藍」)

*「藍」533、2019.3.1、pp.4-5。 *「藍」主宰、花谷清氏の特徴を、高濱虚子の「写生」や「青玄」の俳句像と比較しつつ論じた。

愛媛学講座09映像の愛媛 (愛媛県文化振興財団文化講座)

*ひめぎんホール3階第5,7会議室、2019.2.28、13:30-15:00。 *文化講座E「愛媛学講義」9回目、「映像の愛媛」。寅さん、トラック野郎シリーズやNHKドラマ「おはなはん」、また猫物語と下灘駅、またドラマ「東京ラブストーリー」と梅津寺駅等を紹介しつ…

俳句時評 俳味と日常 (「朝日新聞」全国版)

*「朝日新聞」2019.2.24、朝日俳壇・歌壇欄、11面。 *俳句時評。以下は全文。 *大学で俳句の授業を行うと、多くの学生が句に明確な意義や劇的な美しさを求めることに驚く。しかし、授業を経るとの無内容じみたユーモアが分かり始め、彼らの俳句観は徐々に…

時のうつろい、句の響き05 河後森城と芝不器男 (俳誌「子規新報」)

*「子規新報」2-71、2019.2.20、16p。 *愛媛ゆかりの俳句や文化を綴るエッセイ。連載5回目は松野町出身の芝不器男。芝家近くの山にかつてあった河後森城に着目しつつ、土佐と伊予の勢力が入り混じった地域の山城だったことなどを、司馬遼太郎等を参照しつ…

愛媛を楽しむ04 西村清雄と讃美歌、小林多喜二など(愛媛新聞社カルチャー講座)

*愛媛新聞社別館5階502教室、2019.2.18、10:00-11:30。 *愛媛ゆかりの文学・文化を味わう講座。4回目は小林多喜二の母セキの愛唱歌だった讃美歌404番の作詞者、西村清雄に注目しつつ、愛媛のキリスト教について述べた。

朱欒フォーラム 青嵐俳談イベント (「愛媛新聞社)

*2019.2.17、愛媛新聞社1Fホール、13:00-17:10。 *愛媛新聞掲載の若手俳人の投句欄「青嵐俳談」及び「座朱欒プロジェクト」による大会。2018年からの「青嵐俳談」投句から大賞・優秀賞・入選句の表彰式の後、第一部として選者の対談、第二部として当日来場…

三村純也句集『一』鑑賞 品と暮らし (俳誌「山茶花」)

*「山茶花」74-2、2018.2.10、pp.12-15。 *「山茶花」主宰の三村純也句集『一』の評論。花鳥諷詠の調べと生活を詠む際、どの句にも品が漂う氏の特徴が、上方落語の桂米朝の品の良さにも通じることなどを指摘し、上方流の表現と自己韜晦が暮らしの詠みぶり…

あをぞら (俳誌「オルガン」)

*「オルガン」16、2019.2.7、pp.40-43。 *映画『秒速5センチメートル』や平安王朝の更級日記における春の桜と喪失の風景を綴りつつ、「あをあをと空を残して蝶わかれ 大野林火」で締めくくった。

俳人協会評論賞を受賞して (北海道新聞夕刊)

*「北海道新聞」2019.2.5夕刊、4面。 *『近代俳句の諸相』受賞に寄せてのエッセイ。小樽で生まれ育った道産子の意識や、俳句を研究するに至った経緯などを綴った。

愛媛を楽しむ03 松山、今治、小樽の意外な関係 (愛媛新聞社カルチャー講座)

*愛媛新聞社別館5階502教室、2019.2.4、10:00-11:30。 *愛媛ゆかりの文学・文化を味わう講座。山下亀三郎と石原慎太郎・裕次郎兄弟、山下亀三郎と小林多喜二の蟹工船、小林セキと讃美歌404番の関係などを述べた。